中国の門尺(竹中大工道具館蔵)風水方位盤出土したものさし(奈良国立文化財研究所)119し、さらに害門有り相照らし看れば、凶来ること畳々禍差無し、児孫劫に行き身は苦に遭い、事を作すこと因循家を害劫せん、四凶声吉ならず、人物件を偸み其の侘を害わん。 害字、害字門に安く用って細かに尋ぬれば、外人多く外人に臨まる、若し内門に在れば多く禍い興らん、家財必ず賊に来り侵されん、児孫門に行けば害字に於てす、事を作すに須らく因りて其家を破るべし、良匠若し能く此の理を明らかにすれば、定ず宅主をして永く興隆せしめん。 吉字、吉字門に臨むもっとも良と為す、中宮内外一斉に強く、子孫夫婦みな栄貴し、年々月々蚕桑に在り、如し財門在りて相照らす者有らば、家道興隆し大いに吉昌ならん、凶神をして傍位に在る有らしめば、また災害無くまた風光ならん。 本門詩、本字門を開く大いに吉昌、尺頭尺尾に相い当る、量り来れば尺尾吉に当ると雖も、此に到頭し財上量ならん、福禄は乃ち為に門上に致し、子孫に必ず好児郎を出さん、時の師此に依りて仙賢造り、千倉万廩余糧有らん。 以上が解説書であるが、小泉袈裟勝氏は、この9つの詩の解説の理解に苦しむと述べている。(削ろう会会報66号 2013.06.10発行)
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